私は、おそらく早稲田生の中で一番勤めている人が多いであろう、関東圏で展開している某個別指導塾で2年ほど働いています(2022年7月くらいから)。その経験をもとに、他に塾講師をしている人やこれから始めたいと思っている人に向けて記事を書いていきたいと思います。
仕事内容
メインの仕事内容は授業をすることですが、それ以外にも授業準備、カリキュラム作成、成績表の記入など授業外にやることもまあまあ多いです。授業をしながら連絡帳と授業報告書を書かないといけないので、授業中はあまり暇なときはないです。ただ、たまにずっと持ってきたおもちゃで遊んでいて、問題を解いたりもせず、こちら側の話も聞いてくれない生徒さんもいるので、その時はちょっと暇です。
基本的には1週間のうちの決まった時間帯に担当する生徒さんへの授業をすることになります。しかし授業振替や、先生の体調不良、テスト前で対策してほしいという場合には前日などに電話がかかってきて授業をすることになるという場合もあります。予定があって授業を担当できないという場合は、その旨を伝えれば休めます。自分で代わりの先生を探さなければならないということはないです。
報告書
以前は報告書は授業が終わってからでも記入できたんですが、現在は授業が終わったタイミングですべて書き終わっていないといけないというルールになりました。
報告書には、宿題を出している元の教材の名前を記入しないといけないのですが、正式名称で書かないといけないというのが結構きついです。記入欄がかなり小さいので、マイクロ文字かというレベルで文字を小さくしないと入らないこともあります(^^;)。授業が始まる前に座って書く余裕があればいいんですが、ない場合は立ちながら書かないといけないので初めは大変でした。今は、バインダーの一辺をホワイトボードのサッシ(ペンなどを置く部分)に載せて机のようにして書くというコツを体得したので立ったままでも細かい字を綺麗に書けるようになりました。
教えている教科
教えられる教科は自分から申請することができますが、それ以外の教科も担当させられます。私は私立中学受験をしていないので受験算数とか受験(小学)理科は全然分からないと思っているのですが、たまに教えさせられています。でも、受験算数とはいっても普通の分数の計算の単元などもあるので、つるかめ算や旅人算といったことを教えるのはまれです。教える1日前くらいに勉強しているので、しばらくたつと旅人算が何だったのかは完全に忘れてしまいます、、小学生の理科も、意外と中学高校で習った範囲が中学受験で出題されているというだけだったりするので、もし受験可能科目に登録してないはずなのに割り当てられちゃったという場合もそれほど心配する必要はないです。
時給と、バイトとしてのコスパ
時給はホームページなどに掲載されている通りですが、区間幅がありますよね。その区間の最小値に、区間幅の1/10を足した金額に到達できれば、結構上位という感じです。慣れるまでは精神的にもキツく、実質の時給は結構低いですが、向いている人にとっては慣れたら他のアルバイトよりかなり楽で高時給なのではないでしょうか。某塾は合格実績の広告を大々的に出していますが、それ以外の学校を受ける生徒さんの方も多いです。学生講師にとっては、あまりレベルの高い学校を受けるわけではない生徒さんを担当することが大半なので、受験に特化した知識が抜けていても支障はなく、当たり前のことを教えればOKという感じです。でも、やっぱり上位校を受ける生徒さんを担当するときは、過去問を実際に解いたりして傾向を確認しているのでちょっと大変です。(過去問の答えは置いてありますが、私はレベル感を確認するためにたまに解いています)
研修と研修期間
研修らしい研修は2日くらいで終わりました。研修期間というものは時給が低い期間というだけで、研修期間が終わっても特に何も変わりません。私が働き始めたのが7月で、3か月の研修期間は、夏期講習でコマ数が多くても変わりませんでした。つまり低い時給で働いたコマ数が他の人よりかなり多かったと思うので、その時期に始めたことは後悔しています。
次の記事は採用試験についてです!
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