私は今、数学系学科に通っているB3で、院進することはほぼ確定しているのですが、経験のためにインターンに参加しようと思いました。修士に進んでから就活するための経験として役だてるため、院進する人でもB3のうちに就活の経験を積んでおいた方がいいと言われています。インターンは授業期間中にやっているものもあれば、休み期間中にやっているものもあります。
私は当初、夏休み期間中に何かインターンに行っておいた方がいいと思っていましたが、春学期がかなり忙しくて、夏休みのインターンに参加するには間に合わないかもと思っていました。しかし同じ学科の人で院進する人が結構インターンに行っていて、7月上旬に話した時に「まだ間に合うよ」と言われてインターンを探し始めました。
最終的に、9月上旬に座談会、9月下旬~10月上旬にかけてオンラインインターン2つに参加しました。
インターンの探し方
就活サイトに何件か登録して、就活アプリもインストールしました。結局就活サイトの方はあんまり見ていないです。参加したインターンにつながったのは、「iroots」というアプリです。irootsは、プロフィール欄に経歴(小学生から大学生までの経験)やガクチカを書くと企業の方が見てくれて、スカウトを送ってくれるというアプリです。Webからもアクセスできます。スカウトを送ってくださった企業の中から、インターンを実施しているものを探して申し込みました。
インターンに参加しようと思った場合、大抵はES(エントリーシート)を書かなければならないのですが、私がirootsから申し込んだインターンはESなしで参加できました。私が参加したインターンは2つあって、1つ目は申し込めば誰でも参加できるもの、2つ目はWebテストを通過すれば参加できるという形式でした。Webテストの倍率がどれくらいかは全く知らず受けました。最近倍率を調べたら7倍くらいだったそうです。
問題はネットによくあるIQテストみたいな問題と、5つのひらがなを並び替えて単語を作るというようなものだったと思います。
インターンの内容
1つ目のインターンは、オンラインで3時間程度のゆるいインターンでした。まず最初にその企業の説明がありました。その後タスクに取り組みました。事業の1つに、オンラインショッピングサイトの決済代行サービスというものがあり、それに関連したタスクに3~4人程度のグループで取り組むというものでした。グループ内で自己紹介をしあい、タスクに取り組んで、答え合わせを各自で行い、最後にタスクに取り組んで感じたことを各グループで1人ずつ発表しました。
2つ目のインターンは、少し大変でした。こちらもオンラインでしたが、2日間にわたって行われ、1日5時間ずつのスケジュールでした。
この企業は就活のサービスなどを提供している企業で、その企業が出しているアプリがもつ課題点に対する解決策を考えよ、というタスクにグループで取り組みました。
まず初めは1人で解決策を考えて、それをグループ内で発表して他人の意見を聞きつつよりよい案を考えました。その後社員さんの前で発表し、良かった点・改善できる点に関するフィードバックをいただきました。そのあとまたグループ内で発表し、グループで1番良い案を決めました。次の日はグループで選ばれた案をさらに改善して、全体で発表しました。社員さんが採点官となって聞いてくださり、優勝グループが発表されました。最後に会社の説明がありました。
社員さんからは、現実的な厳しい意見をいただくこともありましたが、褒めてくださる部分も多かったです。
どのグループも、アプリの課題点をAIを使って解決しようという流れでしたが、独創性のあるアイデアを出し、理想と現実の違いを分析できていたグループが優勝していました。
座談会
上で紹介したirootsというアプリから座談会の招待もいただいたので、こちらにも行ってみることにしました。対面開催で、家から1時間半くらいかけて向かいました。座談会というのは字のごとく座って話し合う場所のことで、私が参加した座談会では、最初に大きな会場で企業説明を聞いたあと、その後別室に分かれて、就活生2人に対して社員さんが1~2人ついてくださって自由に質問ができるというものでした。私と同じ部屋に移った就活生は、質問をたくさん事前に用意していて、私は質問を全然考えていなかったので少し焦りました。
感想と反省
私が話すのがだいぶゆっくりなので時間が決まっているプレゼンでは大変でした。また、Googleスライドで発表資料を作らなければならず、Powerpointしか使ったことがなかった私にとっては操作が難しかったです。発表資料の作り方も全く分かりませんでしたが周りの人の資料を見ることで学ぶことができました。
あと、オンラインのインターンでは、途中でワイヤレスイヤホンの充電が切れるということが盲点でした。有線イヤホンの方が良かったと思います。私は途中片耳ずつでやりました。
私が出会った周りの参加者は皆、学部卒業したら就職するという方ばかりでした。すごいガクチカを作っている人、留学から帰ってきた人、サークルを熱心にやっていて就活はあまりやっていない人、自分のビジネスをやっている人などいろいろな人に会いました。
そこで感じたのは、何事でもそうだとは思いますが、就活において経験が大事だということです。グループワークで他人の意見を聞いて理解する力、人の前で発表する力など、実際にやって見なければ高めることができないと思いました。
数学で勉強したいことが多くて焦っていた時期でしたが、数学をやるよりインターンに参加する時間をとって良かったと思います。(2つ目のインターンは直前まで辞退しようか悩んでいました)
最後に、インターンに参加するかしないかという0か1かで考えるのではなく、私みたいに簡単に参加できるインターンに参加するという手もあるので、ぜひ皆さんもインターンに参加してみてください(*^^*)
コメント